主な視力回復手術の種類は1つ目はレーシック、2つ目はICL、3つ目はオルソケラトロジーというところが有名なところだと思います。
昔から有名なのはレーシックは、眼の角膜の形状をレーザーで削って矯正する手術です。手術は比較的短時間で行われ、回復も早いことが特徴です。
一方で角膜の厚さ次第では再手術ができない、強度近視矯正には上限があることが課題として挙げられます。
20歳の頃東京に行って有名なレージック眼科で検診を受けたこともありますが、角膜が薄いためレーシック手術可能でも、再手術が難しいと言われました。
オルソケラトロジーは、特殊な硬いコンタクトレンズを夜間に装着し、睡眠中に角膜の形状を一時的に変えることで、昼間の視力を改善する方法です。
手術不要でローリスクな一方でコンタクトを外しっぱなしにすると元の視力に戻るため抜本的な視力矯正法ではありません。
メガネをかけたくない小中学生で検討するご家庭が多い模様。
我が家の娘も無料検診を受けてきましたが、夜間につけるハートレンズの違和感が許容できず、実施には至りませんでした。
ICLは「Implantable Collamer Lens」の略で、日本語では「植込み型コラメールレンズ」となります。
コラメールは、コラーゲン(生体適合性が高い自然なタンパク質)とポリマー(プラスチックの一種)を組み合わせた素材
眼内に特殊なレンズを挿入する手術で、角膜を削らずに視力を矯正できるため、角膜の厚さが不足している人にも適用可能なところがメリット。
Zak
費用は一番高いですが、レーシック以上の強度近視の矯正も可能ですよ!
私がICL手術を決断した理由
体の大事な期間である目にメスを入れるため慎重に判断したいと思っていました。
ICLの良いところは、角膜を切らないため、手術時のリスク・術後のドライアイなどのリスクが少ないということだと思います。
Zak
費用と体のリスクを天秤にかけて、私はICLを選択しましたよ!
ちなみに22年アメリカ駐在中にICL手術検査に行ったことがあるのですが、費用は約8000ドルと、為替レートを考えると日本の方がお得かつ安心でした。
約80万円という価格を許容できるという方はICLがおすすめですね。
IC L手術代は高いですが、私のようにワンデーコンタクトを毎日使っていると20年のランニングコストはそう変わりません。
2500円(30枚)×2(1ヶ月分)×12(一年分)×20(20年)で120万円になります。
医療控除などもあるため、実際にかかる費用はもう少し安くなりますよ。
控除額は所得によっては変わりますが、詳しくはこちらのサイトでシミュレーションできます。
愛知のおすすめICLクリニック
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名古屋アイクリニック |
中京眼科 |
品川クリニック(名古屋院) |
住所 |
愛知県名古屋市熱田区波寄町24-14
COLLECT MARK金山 2階 |
愛知県名古屋市熱田区三本松町12-22 |
愛知県名古屋市中村区名駅5-7-30
名駅東ビル3F |
診療時間 |
9:00~12:00、14:00~17:00
※木曜午後は13:00~16:00
土曜は8:30~14:00休診日: 日曜日 |
9:00~12:00、15:00~19:00 木曜日の午後は、16時で終了
(最終受付は15時45分まで)
休診日 : 日曜日 / 祝日 / 土曜日の午後 |
10:00から20:00
休診日: 木曜日 |
手術費用概算(乱視なし、税込) |
777,000円 |
737,000円 |
537,000円(-5D以上) |
備考 |
・症例数5000件以上
・Web・スマホ連携した先進的な予約・診断プロセス |
・執刀医指名料 55,000円(税込) |
・ICL症例数10,000件達成(23年) |
愛知県の有名どころのクリニックを紹介させていただきます。
費用がクリニック毎に大きく異なるので悩まれると思いますが、ポイントは施術件数や高いスキルを持つ医師に施術いただけるかどうか。
レーシックなどの機械が半自動で行う手術と異なりレンズ挿入まで人の手で行われます。
大事な目のことなので、信頼おける病院でお願いするのが一番です!
名古屋アイクリニックの特徴
私はホームページが充実していて、実際に行って非常に印象の良かった名古屋アイクリニックで手術することを決めました。
詳細後述しますが、美しいクリニック、Web管理された予約・診断プロセスのおかげで無駄な待ち時間がほとんどありません。
術前術後のICL診断も執刀予定の先生に直接見ていただけるので安心ですよ。
名古屋アイクリニックの口コミ
同じ職場に名古屋アイクリニックでICL手術された方が対応に満足されたという話を聞いて、クリニックへの信頼を深めました。
手術前はひどいドライアイに悩まされていたとのことですが、ICL手術後ドライアイも大幅に軽減し、視力回復も含めて非常に満足されているとのこと。
Zak
やっぱり身近で実際にクリニックに行っている人がいると安心できますね。
ICL手術に関わらず非常に人気の眼科クリニックで、娘も普段の眼科検診で通うようになりました。
適応検査・術前検査①(お急ぎコース)
複数の検査機器で検査します。
よくある視力・眼圧測定だけでなく、ICL用の特別な機器の検査も行います。
1番の特徴はサイプレジン検査で、瞳孔を開く点眼をします。
副交感神経麻痺作用により、目のピント調節を行っている箇所に働き、余分な目の緊張をとって正しい屈折(近視・遠視・乱視)状態を検査するために実施します。
過矯正を防ぐための大事な検査です。
点眼後 近くが見えなくなること、数日間は日光に強い眩しさを感じるようになりますので車の運転は数日できません。
できれば金曜日に行って、土曜日・日曜日の予定を空けて行くのがいいと思います。
検査対象であることを示すためにリストバンドを装着いただきました。
その後再度 視力の検査を行います。
最終的によくある視力測定機器で、ICL手術後の視力を調整するのですが、私の時のポイントは乱視矯正をするかどうか。
普段のコンタクトでは乱視矯正をしていなかったので、今回強制するか悩みました。
万が一 目の中のレンズ回転リスクがあると伺い、執刀予定の先生に相談した上で術前検査2回目で最終決断することにしました。
検査後 別紙に案内頂き 生活スタイルのアンケートをとって、最適なICL手術内容を決める参考にしていただきます。
私はこの時 手術後顔マスクをしていいんですか?という質問をして執刀予定の先生に別途回答いただきました。(結論 目の部分を避ければ洗顔できるようになった後はつけてもいいとのこと)
術前検査①の最後に、手付金として50,000円を支払います。
セルフレジ形式で先進的でしたね。
術前検査②
1週間ほどあけて、2度目の検査を受けます。
ここでの検査目的は視力が検査1回目・2回目で変わらず、安定した視力検査になっているか確認すること。
言い換えるとICLで作るレンズが問題ないかの最終チェックになります。
こちらは1回目よりも短くて1時間程度。
車で行っても問題ありません。
近くの提携駐車場で、2時間ほど無料券をいただけました。屋上に十分なスペースあり駐車しやすかったです。
執刀医の先生による検診で乱視強制有無について相談して、万が一のレンズ回転リスクを抑えること、乱視なしで十分な視力が出ているということで乱視なしICL手術を決断しました。
手術に最終同意を署名して、残りの金額を支払います。
こちらは金額が大きいからか、普段のセルフレジと別の別室対応
手術の流れを説明いただき、手術前3日から点眼する用の目薬をいただきます。
術後1週間ほど保護メガネをつけるのですが、そちらのデザインまで選べて気配り徹底しているなと思いましたね。
後は名古屋アイクリニックは同じビルにビジネスホテルがあり、手術後1日無料で宿泊可能です。
Zak
私は手術後の万が一のリスクを避けるためクリニック至近のホテル一泊を決断しました。
その際 宿泊後の朝食は出ますが、当日のランチ・夕食は自分で手配が必要です。
自宅に手術後帰りたいかで決めてくださいね。
ICLレンジ取り寄せ・手術前準備
ここから実際にコンタクトを発注するまで、12月末から約1ヵ月半ほどかかりました
私の手術は2月9日で、3日前の2月6日から目薬を1日4回さす必要があります。
手術当日まで点眼が必要なので注意(忘れている場合クリニック内で点眼するように言われます)
ICL手術
受付・待機
受付を済ますと、手術ルーム近隣の待受スペースに案内されます。
そこで当日の流れ、荷物をロッカールームに預けトイレも済ましておくよう案内を受けます。
貴重品も含めて一式預けます(結婚指輪だけつけたままでOKと言われました)
9時半の受付だったんですが、結果30分ほど待ってから手術室への案内を受けました。
手術準備
手術室前の雰囲気に少し緊張もありましたが、看護師さんから丁寧に「今のメガネをとってください」と言われ、手術用の清潔な体用・頭用ケープをそれぞれかけていただきました。
その後椅子に座って目薬を数種類さしていただきます。
眼圧を下げる薬、精神を落ち着かせる薬とのこと。
左目・右目の手術に20分の休憩を挟んでそれぞれ行いますので、よろしくお願いしますとの説明を受けました。
手術時に洗浄水などが耳に入らないよう耳の前をケープの上からテープで囲っていただきます。
くわえて頭の左上には、万が一にも手術を間違えないようにという目的でシールを貼っていただきました。
Zak
万が一の医療事故を防ぐためのプロセスが徹底されていて、安心して手術に臨めましたよ。
点眼後、約30〜60分ほどリラックスルームで待機した後、ついに手術室へ案内されます。
手術(左目)
青色の清潔な手術室に入り、歯科のような椅子に座るよう案内されました。
その時手術の不安払拭のためか、ぬいぐるみを抱かせてくれます。
その後 ぬいぐるみの上からシートを全身に被せていただいて、左手の指に脈拍を測るセンサーをつけ、さらに鼻からは低濃度の笑気ガス麻酔を挿入します。
匂いはほとんどしませんでしたね。
先生たちの準備ができるまで1、2分待ちます。
その間スタッフの皆さんから感じる緊張感が、逆に頼もしく感じました。
という先生からの声掛け。
棒状のブラシのようなもので目の上を拭かれ、手術前に清潔にしてもらいます。
目の上に厚めのコットンのようなものがかけられ、そこから目のところだけベリベリ開き、ちょうど目だけ露出させます。
その後 金具のようなもの目が閉じないように固定されます。
この工程だけ少し圧迫感ありましたが、点眼麻酔・笑気ガス麻酔が効いてるのがそこまでストレスは感じませんでした。
それから洗浄液(黄色がかった液)を目にバシャバシャかけてもらいます。
その間 左見てください、右見てくださいと指示あり、くまなく洗浄できるよう工夫いただいてました。
そこからは眼内麻酔の注射をしてもらって本格的な手術が始まりますが、視力が悪いのでそこまで恐怖感はありませんでした。
それでも注射による目が押されるような感覚があります。
と先生から目をなるべく動かないよう指示があります。
もちろん完璧にライトを見れないので、あくまで大体見れればいいくらいです。
とレンズ挿入。
レンズを入れた後に目を洗浄して
と終了宣言あり、ここまで約5-10分程度。
麻酔後 目の奥がじんわりぼやけてくる感じ、ちょっと腰が重くなるような感覚はありましたけどそれだけです。
左目手術後
手術後 看護師さんに手を引いていただいて、待機用の椅子に座らせていただきます。
目を消毒して、また右目用の点眼麻酔をさしていただきます。
30分ほど休憩くださいということで、再度リラックスルームに案内されました。
その後 再度手術室に向かいますが、1度やった手術であること、左目の視力が良くなっていて部屋の中がよく見えます。
Zak
1度目(左目)の手術よりさらに落ち着いて臨めましたね
手術(右目)
右目の手術も左と同じ段取りで進みます。
よくなった左目の視力で手術室を見渡すと、5人ほどのスタッフが手術準備をされていて気を配っていただいている様子がよくわかりました。
ガスが鼻から外れそうになっていたので、すいませんとお声かけをして付け直して頂きました。
そのあとは左目と同じ手術。
あっという間に終わりました。
手術後の休憩
手術後椅子に座って炎症度めの目薬を点眼いただきます。
その後いくつか錠剤を飲んで、1時間ほどリラックスルームで休憩します。
休憩室に行く前に、「スマホとイヤホンをとってきていいですよ。必要ならトイレも行って来てください」と促されます。
トイレに行った際 すでに両目の視界ははっきりしていて感動しましたね。
その後リラクシングルームで1時間ほど音楽を聴きながら休憩。
その時 家族に手術完了とだけLINEしました。推奨されてないと思いますが、少しぐらいLINEして問題ない雰囲気でしたね。
その時にウェハースのお菓子と好きな飲み物をオーダーできます。
至れり尽くせり。。
はいで1間歌った後に入れていいですよって言われてですね。
手術後検査
休憩後 眼圧を測る検査、視力検査をします。
その後執刀医の先生による点検があります。
目のチェックをしてもらった結果
うん、眼は綺麗ですね・左目だけ眼圧が高いので今晩薬を飲んでくださいね。少し手先がピリピリしますが問題ないですよ。
と説明がありました。
手術後の説明
術後検査が終わると、私と同じICL手術をした3名の方が集められて、今後の予定の説明がありました。
1日4回、4種類の目薬をさすこと。
目を拭く時用のクリーンコットン。
目薬ごとに5分間隔を空けてさすように言われましたが、それが難しい場合は最低1分間隔を開けること。
それで50%の成分は吸収されるそうです。
その他、お菓子だったり保護メガネを渡して頂きました。
最後に夕方クリニックから電話があり、手術後の状態の確認があること、もし電話に出れなくても(翌朝点検があるため)かけ直しの必要がない旨説明がありました。
ここまで約3時間程度。
帰宅・宿泊
クリニックと同じビル内のホテルに移動。
手荷物と保護メガネですぐにICL手術患者とわかるようで、通常チェックインより早め(午後1時)でも問題なく対応いただけました。
苗字を言えば調べていただいて、すぐにチェックイン。
朝食会場はお昼も開放されており、コーヒーや買ってきたランチをこちらで食べられます。
部屋に入って休憩したら、そこから目薬開始。
5時間以上目を使えず暇なので、YoutubeなどBGM代わりにかけておくといいと思います。
晩御飯は近所のレストランでテイクアウト。
眼圧を下げる目薬をさした後、お風呂にも入れないので早めの就寝。
先生からの電話を取れずに寝てしまいましたが、特に大きな問題はありませんでした。
手術翌日(翌日検診)
朝起きたとき
朝起きて、クリアな視界に感動。。
右目の上が少し赤くなっていますが、手術後ということで想定内。
朝食を食べてチェックアウトして、クリニックに向かいます。
翌日検診
朝9時受付の後、事前に申し込んでいた無料シャンプーサービスの部屋に案内されます。
頭だけを覆って高圧のお湯で頭を洗う様子はまるで機会洗車機のよう。。
9時20分ほどから眼圧・視力検査を行います。
視力検査で1.5まで見えて感動です。。
執刀医の先生の健診も問題なし。
右目の上の赤みも1週間以内に引きますよ。お昼の車の運転もOKです。
と手術成功のお墨付きいただいて安心しました。